年賀状の喪中の範囲は?兄弟・祖父・祖母の死も喪中?
12月に入りいよいよ年末です。
今年も一年色々な事がありました「そういえば」田舎の夫側の祖母が亡くなったけど我が家は「喪中になるのかしら?」年中行事やしきたりに外れる事はしたくないけど、いまひとつわかりにくいですね。
今回「年賀状の喪中の範囲」について紹介させていただきます。
喪中とは?
近親者がなくなった時に一定期間「喪」に服す期間を喪中と言います。この期間中は祝い事や他者との接触を極力控え、穢れとされる「死」を他者から遠ざけるという意味合いと大切な家族の「死」は悲しむべきものでお祝い事をしている場合ではないという心情的な意味があります。
親族の喪中の範囲は?
明治から昭和初期までは法律で「喪」に服す期間が両親なら13カ月間、兄弟なら90日間、祖父母なら150日間、等と厳密に決められていました。現在は2親等1年間が「喪」に服す期間とされています。この期間は結婚式や祝宴の出席を控え、神社にも参拝しない期間となります。どうしても神事の参加が必要な時は事前に神社でお祓いをしてもらえば参加は可能です。(お墓参りは死者を丁重にともらう意味でもいつも以上に行った方が良いです)
最近では同居、別居による「喪」の期間の短縮(別居の時は49日まで)や個人としては「喪」に服しビジネス用の年賀状は気にせずに出すという考え方もあります。
今回のように田舎の夫側の祖母の場合は「喪」に服する必要性はありません。ただ、夫の心情を想って1年間「喪」に服すのであれば年賀状で「喪中」としても支障はありません。
喪中はがきを出す範囲は?
「喪中はがき」の正式名称は「年賀欠礼」と言います。喪中なので新年の喜びの挨拶は控えさせていただきますと言う趣旨のハガキの事です。
11月の末~12月上旬に出す事が通常で12月中旬以降に「喪」が発生した時は正月の松飾りが取れたころに「寒中見舞い」と言う形で返信します。
年賀状の出す範囲が、一般的に例年 年賀状のやり取りをしている人なので「喪中はがき」を出す範囲もそれにならいます。ただ、相手との関係性により「年賀状の喪中」を知らせなくて済む場合は例外として年賀状を送っても差し支えはありません。
年賀状の喪中はがきの出し方の動画がありますので紹介させていただきます。
喪中はがきの出し方
「年賀状で喪中」をする範囲は最終的には相手との関係性によるものなので個々の判断になってしまいますが、一緒に故人をしのんで良いと思える関係かどうかなのです。