冷凍した肉の賞味期限は?半年以上たっても食べれる?
お肉の賞味期限は冷蔵庫で保管した時はだいたい3日間位です。一度にたくさんお肉がある時は冷凍保存がおすすめです。でも、冷凍後すっかり忘れて、ある時冷凍肉の存在に気付きます。「食べられるのかな?」そんな経験ありませんか?人によっては半年経っても大丈夫という人もいますが、本当に大丈夫なのでしょうか?
今回は冷凍した肉について、賞味期限と消費期限について紹介させていただきます。
肉を冷凍するとなぜ長持ちするの?
肉が食べられなくなる主な原因は細菌の繁殖による腐敗が原因です。冷凍によりすべての細菌の繁殖が防ぐ事は出来ないのですが、繁殖力をセーブする事が出来ます。
また、肉は水分が多い食品です。常温や冷蔵では表面の水分が失われて変色したり、味が落ちてしまいます。冷凍保存すると水分は凍ってしまうので、乾燥しにくくなります。
冷凍した時の賞味期限について
食品がいつまで食べられるかと言う目安として「賞味期限」と「消費期限」があります。これは消費庁で決められている用語で「賞味期限」は期待される品質がどのくらいまで維持できるかの期限で「消費期限」は冷凍や冷蔵などの一定の環境下に食品をおいて安全性が維持できる期間の事を言います。つまり、安全が保障されている期間が表示されている月日であり、食べれないと言うわけではありません。
「半年以上たってもたべれる?」かどうかは自分のお腹や責任によるところが大きいです。参考までに食肉の消費目安を紹介させていただきます。
牛肉・豚肉の薄切り、ブロック:3日(冷蔵) 2週間(冷凍)
鶏肉:2日(冷蔵) 2週間(冷凍)
挽肉:1日(冷蔵) 2週間(冷凍)
冷凍保存した時の品質低下する原因は?
「冷凍した肉は半年以上たっても食べれるか?」は安全は保障できないが品質によっては食べられなくはないです。最近、熟成肉ブームで大手レストランでも活用しているくらいなので品質さえしっかり維持できれば、逆にアミノ酸たっぷりのうまみのあるお肉が食べられるかもしれません。
では、品質を維持したまま冷凍するにはどのようにしたら良いでしょうか。肉の品質低下の原因は肉の表面の細菌繁殖と水分が失われる事です。なので、一気に細菌が繁殖しないように凍らせる事が大切です。
品質を長持ちさせるためのポイント
肉の品質を維持するために必要な事は、一気に冷凍してうまみの流出や細菌の繁殖を抑える事と凍らせたものが乾燥しないように工夫する事です。具体的なポイントとしては冷凍室のドアの開閉は最小限にする。ラップやフリージングパックに入れ乾燥や万が一の汚染を防ぐ。解凍後は出来るかで早く食べるようにすることが必要です。
肉の冷凍保存についての動画がありますので紹介させていただきます。
肉類の冷凍保存方法 牛肉編
塩やスパイスを使っての冷凍も旨みがます感じがしますね。
「肉を冷凍保存すると半年以上大丈夫」と言うわけにはいきませんが、せっかくのお肉です。無駄にならないようにちょっと一手間かけて冷凍保存してみませんか。