結婚式での鏡開きの由来は何?結婚式でする意味とは?

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おめでたい結婚式の人気イベントの一つ 「鏡開き」

なぜ、結婚式で鏡開きをするの?

そもそも鏡開きってどういう意味があるの?

など、素朴な疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

今回は結婚式で行われる「鏡開き」の意味やどのような由来があるのかご紹介させていただきます。

鏡開きとは

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祝宴の時に藁を巻いた酒樽のふたを木槌で割って開封する事を「鏡開き」と言います。

「鏡」とは酒樽の蓋を指します。

かつての日本では丸い形をしたものを鏡と呼んで神事アイテムとしていた風習がありました。

(年中行事の鏡開きで使われる鏡餅も丸いですね)

 

「鏡」は丸いものを指していることから、「円満」という意味を持っています。

結婚式においては「夫婦円満」という意味が込められているわけですね。

 

「開く」は「未来を切り開く」という意味を持っています。

(行為として割るのですが「割る」は縁起が悪いのでげんをかついで「開く」と呼びます。)

結婚式においては、「子孫繁栄」という意味が込められているということです。

 

鏡開きで酒樽を使うのは、農耕民族である日本人にとって、米から作られた日本酒は神聖な神様が宿ると考えられていたからなんですね。

酒を酌み交わす事により、新郎新婦二人の門出に際して夫婦円満をみんなで願う!これが「鏡開き」というわけですね。

 

「鏡開き」の由来

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鏡開きの由来は江戸時代に遡ります。

四代将軍 徳川家綱の時代

関ヶ原の戦い、大阪の陣が終わり沢山の浪人が出ました。

大名の多くが力を制限される世の中になり、社会情勢が悪化します。

ここで由井正雪が謀反を企てます。あわや戦の勃発かと集まった家臣に対して、意気高揚を図りたいと酒をふるまった事が始まりと言われています。

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徳川家綱は名君と呼ばれた徳川家光と犬公方徳川綱吉にはさまれ、歴代の徳川将軍の中で最も影の薄い存在と言われています。

11歳で将軍になった為に部下の言いなり「左様将軍」と言われる事もあります。

でも、300年以上続く太平の時代の確立にあたり農政重視、武断政治から文治政治への返還が行われたのは、この徳川家綱の時代で盛り上がる事はあまりないのですが、武家の中で静かに慕われる存在でした。

 

武家の中で何か願い事をするときに、みんなで集まり酒を酌み交わし一緒に祈りましょう。

という文化が現在に残り、「鏡開き」として残りました。

「鏡開き」の由来は天下泰平と満願成就祈願が始まりなのです。

 

結婚式での鏡開き

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結婚式で鏡開きを行うタイミングとしては、主賓あいさつが終わり、余興を始める前に行う事が多いです。

しきたりとしていつ行うかの決まりはありません。

 

実際に結婚式で鏡開きを行っている動画がありましたので紹介させていただきます。

《結婚式》 演出 村中・尾関様 和装 鏡開き 【花嫁テレビ】

 

酒樽は陶器や紙でできていることもありますが、一般的には杉を使う事が多く日本酒本来の味に杉の清涼感が加わって大変飲みやすくなっています。

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最近では酒樽の中身を、日本酒でなくワインやお菓子思い出の品を入れて鏡開きをする演出もあります。

一生に何度とない結婚式、

新たな門出に個々の思いを込めて

自分らしい結婚式を行う事は本当に素敵ですよね。

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