衝撃!エイプリルフールの本当の由来。ギルドとは?
エイプリルフール別名 四月馬鹿 は漢語で「万愚節」フランスで「プワゾン ダウリル(四月の魚)」ともいわれ世界中で開催されるイベントです。広く世界中で楽しまれるこのイベントの由来は諸説様々「これが!!」というものがありません。とはいえ、起源がわからないのも何となく落ち着きませんね。今回は「エイプリルフールの本当の由来、ギルドとは?」についてまとめさせていただきました。
ギルドって誰?
エイプリルフールの由来で一番有力で説得力がある逸話を紹介させていただきます。
18世紀のヨーロッパでは手工業、商人など同業種で協力する、今で言う組合を作りました。この集団を「ギルド」といいます。ちょっと名前っぽいけど人名ではありません。RPGでいう「ギルド」とも違います。この「ギルド」のおかげで情報交換が進み、利益も膨らんできます。「ギルド」は利益を基に政治を動かします。そんな「ギルド」も年に一度決算をします。この決算の締め日が今で言う4月1日です。帳簿でどうしても合わない数字をこの日に調整して次年度に備えるが転じて「嘘をついてよい日」となり、現在のエイプリルフールになりました。
中世のヨーロッパってどんな時代だったかをまとめた動画を紹介させていただきます。
中学 歴史 第7回「基本クラス 中世ヨーロッパ」
変化と宗教の時代だったんですね。
エイプリルフールの由来
エイプリルフールの由来は他にもいくつかあります。「ギルド説」以外の由来を3つ紹介させていただきます。
フランス国王横暴説
16世紀のフランスでは3月25日が新年で4月1日まで春の祭りを開催していました。当時のフランス国王はキリスト教の布教強化のために1月1日を新年とするグレゴリウス暦を採用する事を決めます。市民は急に暦が替わってしまったことに反感を覚え、抗議の意味を込めて4月1日に春の祭りを開催します。これを知った国王は参加した市民を処刑してしまいます。市民はこの処刑に抗議を続けるために、毎年4月1日に春の祭りを開催しました。このお祭りが転じて「エイプリルフール」となりました。
ノアの箱舟と鳩説
旧約聖書で大洪水から現在の生き物の起源を守ったとされるノアの箱舟ですが、漂流中にどこに向かえば良いのか調査をすべく鳩を放ちます。鳩は一生懸命調査をしますが、結局何も見つけられずに箱舟に戻ってきます。この戻って来た日が4月1日でした。何も見つけられなかったが、無駄な日となり嘘をついても良い日になりました。
修行僧ががっかりする説
インドの修行僧は春分の日から一週間いつもよりかなりハードな修業をし、悟りの境地への旅をします。春分の日から一週間後の4月1日悟りの境地に至った修行僧は煩悩と迷いの現世へとやってきます。悟りの境地にやっとの思いで辿り着いたのに、現世でも悟れない修行僧が無駄な修業だったのかと感じる日が転じて愚かな日、嘘をついても許される日となりました。
世界的に有名なイベントですが、世にも奇妙なこの風習、どれが由来だといわれても納得できるような、まるめこまれている様な感じがしますね。背景がしっかりしているだけに説得力があります。起源はどうあれ年に一度の奇妙なイベントを楽しんでみませんか。